貴族の館

icone-torlonia貴族の館(カジーノ・ノービレ)はトルローニア公園の中にある建物のひとつで、ローマの最後の王家のひとつ、トルローニア家の屋敷であり、現在はローマ市営の美術館になっている。

ファシズム政権の独裁者ムッソリーニはローマの最後の


時期をここで過ごし、逮捕されたのもここである。

 

建物自体は白亜のぺディメントを戴いた新古典主義の建築様式。

ローマでは「オリジナル」があるので、めずらしい様式。

 

1,2階は建物を見せながら所蔵品を展示している。

王家のダンスホールや、王子のサロン、ムッソリーニ時代の寝室も展示として残されている。

フレスコ画で埋めつくされた部屋は見事で、とても美しい。

 

casino-nobile-5

 

 

1階のダンスホールとそれを囲むように配置された美しい小部屋の数々。

 

 

2階は王子のためのサロンで、こちらも絵画に埋めつくされた美しい部屋の数々。

 

3階はローマ派の画家の常設展示となっている。

その一室には第二次世界大戦中に英米の進駐軍が描いた、落書きというにはしのびない

テンペラ画が残されている。

 

casino-nobile-10

 

地下には戦時中の防空壕があり、こちらは予約制で公開されている。

 

公園内にはトルローニア家の王子のための家、王子の館が企画展のための美術館となっている。

その他、フクロウの館という不思議な雰囲気の折衷様式の建物もあり、

こちらはローマリバティ、アーツアンドクラフトなどの工芸を中心とした美術館となっている。

また敷地内にはユダヤ人の悲劇を伝えるショア博物館の建設が進められている。

 

 

■ギャラリー(クリックで写真拡大)

 

 

           

 

 


■ 貴族の館(カジーノ・ノービレ)ー トルローニア美術館

Il Casino Nobile

Via Nomentana,70 Roma

 

テルミニ駅から90番のバスでノメンターナのトルローニア下車。

 

トルローニア公園内には

王子の館 ー フクロウの館

が美術館として作品と建物とを公開している。

敷地内にショア博物館も建設中である。

 

{mosmap lat=’41.915875’|lon=’12.511336’|text=”貴族の館 – トルローニア公園”}

 

 

 

 

ローマをお散歩編集人

ローマをお散歩編集人です。 街歩きのヒントが見つかるかもしれません。

関連記事

外からでも金網越しによく見える::全容がわからないので想像を掻き立てる
トゥスコラーナからチネチッタ 遺跡・建築

セプティミウス・バッススのヴィッラ

ここに来たとき、ローマの街にある古代ローマ時代の遺跡の数の多さを改めて思った。 見渡す限り広がる草原に崩れかけた遺跡。管理所の手間を考えてのことであろう、 常に一般公開されているわけではなく、

続きを読む
トラステヴェレとジャニコロの丘 遺跡・建築

モレッティの青年の家

蚤の市で知られるポルタ・ポルテーゼがある通りに、ルイジ・モレッティの「トラステヴェレの青年の家」と呼ばれるユースホステルであった建物がある。現在はそのホールは展示のための空間となっていて、建築にちなんだ企画展などが催されている。

続きを読む
エリア トラステヴェレとジャニコロの丘 遺跡・建築

ガリバルディ義勇軍兵士の納骨堂

”ローマのために戦った戦死者に”と彫られたモニュメントがジャニコロの丘の上に建っている。イタリア統一運動で最後までイタリア統一に抵抗したローマのために命を落とした戦士たちの墓碑である。1849年、ナポレオン3世が送ったイタリア統一運動の戦いに加わった中には、ニーノ・コスタやゴッフレード・マメリら、若い芸術家も含まれた。ニーノ・コスタは絵画の印象派にも影響を与えた画家のひとりであり、マメリはイタリアの国家の作詞者としても名が通っており、イタリアの国家はマメリの歌と呼ばれる。

続きを読む