トルローニア公園内にある、フクロウの館の名で呼ばれる建物は、ここはどこかのテーマパークかと思わせる
独特の雰囲気をもつ。1840年にアレッサンドロ・トルローニア王がジュゼッペ・ジャッペッリに命じて建て、
1938年まで王家の血を引くジョヴァンニ・トルローニア・ジュニアが住んでいた。
現在ではローマ・リバティの作品が見られるステンドグラスなどが展示された美術館となっている。
ドゥイリオ・カンベロッティなどの優れた工芸家、芸術家のステンドグラスがデッサンとともに見ることができる。
リバティや工芸が好きな人にはおすすめしたい場所。
スイスのヒュッテのような建物は折衷様式で、古代ローマ時代の柱頭付の柱を装飾モチーフとして使用したり、
ここから近いコッペデ街区に共通するデザインの要素が見られる。
内装には、日本では食器で馴染みが深い、リチャード・ジノリやビレロイ&ロッホの陶磁器タイルを一部見ることができる。
フクロウの館とよばれるいわれの陶器タイルがヒュッテ風の入口の
破風にある。内部のフクロウのデザインのステンドグラスも美しい。
あらゆるディテールが凝った工芸品で埋めつくされている。
ローマではめずらしいリバティを味わうことができる。
■ギャラリー
■ フクロウの館
Via Nomentana,70 Roma
トルローニア公園内
テルミニ駅から90番のバス
トルローニア公園内の美術館
貴族の館(カジーノ・ノービレ) ー 王子たちの館 ー ショア博物館建設中
※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿日: 2010年6月16日