1904年のカラブリアの貴族ジョヴァンニ・バッラッコの寄贈によりできた美術館です。
アッシリア、エジプト、エトルリア、ギリシャそしてローマの古代彫刻のコレクションが見ることができます。
質が高いとの評で、実際に行ってみると審美眼を持つコレクターのセンスが伝わってきます。
めずらしい彫刻としてエジプトの神、ベス。あまり信仰が広まらなかったそうですが、その風貌に特徴があります。
ローマ近郊で発掘されたもので、イタリアにも信仰が広まりかけていたのがわかります。
断片でしかない像ひとつとっても美しく、石棺もコレクター、ジョヴァンニ・バッラッコのセンスが伝わってきます。
大きい博物館ではないので、建物を楽しみながら、ふらりと立ち寄りたい場所です。
常設展示に加えて企画展を開催することもあります。
建物はその百合の紋章がファルネーゼ家のものと似ていることから、ピッコラ・ファルネジーナと呼ばれています。
ピッコラ・ファルネジーナについてはこちら。








バッラッコ古代彫刻美術館
Museo di Scultura Antica Giovanni Barracco
Corso Vittorio EmanueleⅡ ,168 Roma
ナヴォナ広場、カンポ・ディ・フィオーリなどから近いです。
バス通りのヴィットーリオ・エマヌエーレⅡ世通り沿いにあります。
バス40番、87番など。