サンタ・クローチェ・イン・ジェルサレンメ教会

教会の姿は比較的新しい様相であるが、由緒は古く、そして貴重な聖遺物が納められている、ローマ7教会のひとつである。

ジェルザレンメはイタリア語でエルサレム。エルサレム十字架教会となる。

古代ローマ帝国の時代にキリスト教を国教と認めた

コンスタンティヌス帝の母エレナが、エルサレムから持ち帰ったとされる、イエスが架けられていた十字架の断片とその釘、そしてイエスが冠らされた茨の冠のとげが納められている。

 

教会内部の聖ヘレナ礼拝堂のメロッツォ・ダ・フォルリのモザイクや、フレスコ画も見ごたえがある。

 

 


■サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ教会 エルサレム十字架教会

Chiesa di Santa Croce in Gerusalemme

 

PIazza di Santa Croce in Gerusalemme,12  Roma

 

 

■アクセス

メトロA線 サン・ジョヴァンニ駅 徒歩7分

 

バス 87番 トラム3番など サンタ・クローチェ・イン・ジェルザレンメ広場下車すぐ

 

サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラーノ広場から、アウレリアヌスの壁沿いのカルロ・フェリーチェ通り公園の脇をお散歩がてら歩いてもよい感じ。

昼間は子どもがボールを蹴ったり、オープンな雰囲気の公園

 

教会の隣には国立楽器博物館もあるので、楽器に興味のある方はぜひ。

 

 

 

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ローマをお散歩編集人

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