ローマの街

ローマはイタリアの首都。
今日のイタリアの首都となったのは東京が日本の首都となったのとさほど変わらない頃です。
というのはそれまではイタリアが各共和国に分かれていて統一イタリアとなったのがその頃だからです。

ローマが首都になるまでトリノ、フィレンツェと首都は変わってきて、一番最後に統一されたローマが最終的に首都になりました。

ローマの統一に手こずったのは、ローマ帝国崩壊後、長い事教皇領として教皇の統治下にあったことでしょう。

 ローマの簡単な歴史はこちらでどうぞ。

 

その長い歴史とかつての栄華から永遠の都と呼ばれるローマですが、その歴史の中の文化、文明から水の都、映画の街とも呼ぶことができる、古代ローマの歴史以外にも魅力がつまった街です。

古代ローマの遺跡はここローマ以外にもかつて属州と呼ばれた、今日のイタリア以外の国にもたくさんありますし、また、ローマ文明以外の歴史も世界中に多く遺されています。

ローマの面白いところは、そのかつては世界の都といわれた場所の横を今日のバスが走り、先進国と呼ばれる国の首都として不便ながらも機能しているところかもしれません。

また、世界の多くの場所で、普通に使っている暦など、意識せずに触れているのが古代ローマの文化であったりするところが時にローマを身近に感じさせてくれます。

空の玄関口フィウミチーノ空港(レオナルド・ダ・ヴィンチ空港)から直通列車でテルミニ駅まで30分程度で到着します。

滞在するところによってはローカル線を利用して、40分程度でトラステヴェレやオスティエンセ駅などからローマ市街に入ります。

 

 

左下がフィウミチーノ空港方面です。

ローカル線はトラステヴェレ駅、オスティエンセ駅などを経由して、ローマ以北の街まで走っています。

空港からテルミニ駅に行くのは直通列車のレオナルドエクスプレスのみで、途中停車はしませんが、ローカル線と並行して走っています。

ローマの街はテヴェレ川が流れています。
古代ローマの中心に近いところには中州のティベリーナ島があります。
激しく蛇行しているので、歩いていると思いもよらない方向に川が現れるのにはびっくりさせられます。

地図にあるオレンジ色の線はアウレリアヌスの壁と呼ばれる、4世紀にローマの街の防御のために造られた壁です。
時の皇帝アウレリアヌスに由来します。
当時の守るべき範囲のローマの街の大きさをうかがい知ることができます。

テヴェレ川の中心や鉄道路線の部分が壁の境界になっていますが、それはローマ市が行政上、便宜的にアウレリアヌスの壁の基本的なラインに沿ってオフィシャルに決めてこうなっています。
川の中に遺跡はありませんのであしからず。

この壁のラインが大きな意味でのローマの中心とされているところです。

旅行者にとってもこの壁はフィウミチーノ空港からのタクシー料金の基準になるので、知っておくと料金上のメリットがあります。

このホームページでは、グレーのラインのようにエリア分けしてみました。

壁の外のエリアにはまだ地図に反映されていないエリアがありますが、ここではひとまず、どのようにローマ市街に空港からアクセスし、名高い観光名所のみをプロットしてみました。

このホームページでお伝えしたいのは、ローマはコロッセオやトレヴィの泉だけではないのです、ということです。

上の地図の範囲はバスはもちろんメトロで駅から歩いていける範囲です。

ちょっと足を伸ばして、お気に入りのローマを探してみてください。

エリアごとのお散歩案内はこちらでどうぞ。

 

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  • 投稿の最終変更日:2025-06-26