カンポ・ディ・フィオーリ

ローマできれいに野菜が並んだ絵に描いたような青空市場を散歩するなら、ここカンポ・ディ・フィオーリです。
広場の一角には大きな花屋が並び、きれいです。広場の名前のフィオーリは花という意味ですが、もともと一面花畑であったからなど諸説あります。どちらにしても素敵な名前です。
美しい名前とは裏腹に、広場の中央には1600年に処刑された哲学者、ジョルダーノ・ブルーノの像が建っています。

以前より、欧米の旅行者が多く、夜は地元の建築、デザイン系の地元っ子が集まるスタンド式のエノテカがありましたが最近はすっかり旅行者向けのカフェとモダンな感じの店になってきており、やや残念。
オーナーの好みが伝わってきそうな古い洒落た本屋さんも消えてしまいました。

それでもこの界隈は、この広場からテヴェレ川に向かうエリアは、ルネッサンス時代の美しいパラッツォが立ち並び、画廊などが充実しています。
広場につながる細い道は職人が多く集まる中世の建物が残る貴重なエリアでもあります。
広場に面する、いつも列をつくっている釜焼きのパン屋さんもおすすめです。

このエリアには宿が多いのと、歴史的地区の中心であるにもかかわらず、交通の要所でアクセスがよいので、この辺りに宿をとるのも悪くありません。
早起きの朝のお散歩が楽しくなります。

フィウミチーノ空港からも、ローカル線(fr1線)でTrastevere(トラステヴェレ)駅で下車してトラム8番でLargo di Torre Argentina(ラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナ)で下車すればすぐ。

※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。

 

カンポ・ディ・フィオーリ
Campo de’ Fiori

 Piazza Campo de’ Fiori

カンポ・ディ・フィオーリ