パラッツォ・デッレ・エスポズィツィオーニはローまで一番大きな企画展示空間をもった美術館である。
大統領官邸近くのスクデリーエ・デル・クイリナーレと並んでローマで大きな企画展覧会が開催されてる。
ローマの街の中では浮き立つ白亜の建物。
イタリアが統一され、ローマが首都となった時代の王制下の建築で、
ウンベルト王の名をとってウンベルティーノ、ウンベルト様式と呼ばれる。
建築家ピオ・ピアチェンティーニによって設計された。
ローマの栄光よ再びといわんばかりの女神を戴いた凱旋門をファサードのデザインに
当時のローマの都としての意気込みがうかがえる。
ヨーロッパの一首都として長い歴史の中の文化と芸術の集大成を知らしめるべく、
1883年に、大々的なオープンセレモニーが執り行われた。
ビエンナーレやトリエンナーレはよく耳にするが、4年ごとに開催される、
イタリア芸術のクアドリエンナーレが1931年にここでスタートすることとなった。
その後、いく度かの修復を経て2007年に現在の姿でオープン。
ブックショップやカフェも充実している。
■パラッツォ・デッレ・エスポズィツィオーニ(展示美術館)
Plazzo delle Esposizioni
Via Nazionale, 194 Roma
テルミニ駅を通る40番のバスでナツィオナーレ通り/パラッツォ・エスポズィツィオーネ 下車
メトロA線 Repubblica(レプッブリカ)駅下車 徒歩7,8分
カフェやレストラン、フォーラム会場などの入口は角を曲がったミラノ通り。
開館時間
・企画展
火・水・木曜日: 10.00 – 20.00
金・土曜日: 10.00 – 22.30
日曜日: 10.00 – 20.00.
月曜閉館
入館は閉館時間の1時間前まで
・レストラン”Open Colonna”
火曜-日曜日 12.00 alle 24.00
月曜と日曜日の夜は休み
・ブックショップとカフェは美術展と同じ
入館料
企画展ごとに要確認
スクデリーエ・デル・クイリナーレとの共通券もある
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