テルミニ駅の地下に現るはセルウィウスの壁の補強

テルミニ駅の地下は店が並ぶちょっとしたショッピングエリア。

カフェもあればファストフードもあり、メガネ屋さんから化粧品、ファッション雑貨、

24時間営業のスーパーマーケットと、大概のものはそろっていそうである。

中央付近に、

ふと現れる遺跡。

ここはローマ、どこに遺跡が現れようと驚かないかもしれない。

ローマの街を囲んでいた壁の補強の遺りと記してあるが、

その壁の起源は古代ローマは帝政より、共和制より古い

王制時代のもの。

その起源は紀元前6世紀の6代目の王セルウィウス・トゥッリウスまでさかのぼる。

ただし、今日街中に所々遺されているものは、紀元前4世紀に築き直されたものというが、

そのまま、セルウィウスの壁と呼ばれる。

ローマの街はいろいろなところに過去への扉がある。

 

 

    より大きな地図で ローマをお散歩 を表示

 

 

 

 

 

ローマをお散歩編集人

ローマをお散歩編集人です。 街歩きのヒントが見つかるかもしれません。

関連記事

カフェの入り口:お向かいは建築などの専門書店です。

建築会館内のカフェ、Caffe’ Progetto

テルミニ駅から近いものの、観光エリアとはちょっと違うエスクイリーノの界隈。今日ではすっかり移民が目立つエリアになりました。

続きを読む
外からでも金網越しによく見える::全容がわからないので想像を掻き立てる

セプティミウス・バッススのヴィッラ

ここに来たとき、ローマの街にある古代ローマ時代の遺跡の数の多さを改めて思った。 見渡す限り広がる草原に崩れかけた遺跡。管理所の手間を考えてのことであろう、 常に一般公開されているわけではなく、

続きを読む

モレッティの青年の家

蚤の市で知られるポルタ・ポルテーゼがある通りに、ルイジ・モレッティの「トラステヴェレの青年の家」と呼ばれるユースホステルであった建物がある。現在はそのホールは展示のための空間となっていて、建築にちなんだ企画展などが催されている。

続きを読む