ちょっと一休みもできる、Capo di Bove アッピア街道

アッピア街道のチェチーリア・メテッラの霊廟から500メートルほどのところにあるちょっとした遺跡、牛の頭を意味するCapo di Bove カーポ・ディ・ボーヴェ。
浴場施設のあるこの遺跡は2世紀中頃のもので、公共のものではなく、個人の邸宅か、もしくはこのエリアの組合のものではないかとされています。
ギリシャ語で書かれた大理石の断片が見つかっていることから、ヘロデ・アッティクス所有の土地になにか関わりがあるともされています。

ともあれ、この浴場施設をもつ建物は、発掘された貨幣や陶器、ランプ、壁の種類などから、4世紀頃まで利用されていたとされています。

カーポ・ディ・ボーヴェは「牛の頭」は、この近くにある、牛の頭があった遺跡に由来するとのこと。
今は牛の頭はありません。

大きくはありませんがカンファレンスルームや、展示スペースがあります。
こちらの建物はローマ時代の井戸の上に、中世にぶどう小屋として建てられた建物です。
その後、国に寄付されるまで、折衷様式としていわゆるアッピア旧街道沿いの広大な庭にプールがある、低層の豪華な邸宅といして使われていました。

別棟には自動販売機のカフェやスナック、ドリンクがあり、椅子もあるのでアッピア散策の休憩にも使えます。
トイレもあるので、ひたすら歩くアッピア散策にはありがたい場所でもあります。

■ギャラリー

カーポ・ディ・ボーヴェ
Capo di Bove

Via Appia Antica 222,  Roma

開館時間
10:00-16:00
10:00-18:00 日曜日(夏時間のみ)

入場無料

アクセス
メトロA線 Colli Arbani(コッリ・アルバーニ)駅からバス660番 終点下車
バス停の前には軽食もとれるバールがあり、貸自転車もあり、お天気がよければ、この先旧街道の雰囲気が続くので自転車もおすすめです。

※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。

牛の頭、カーポ・ディ・ボーヴェ