ちょっと一休みもできる、Capo di Bove アッピア街道
アッピア街道のチェチーリア・メテッラの霊廟から500メートルほどのところにあるちょっとした遺跡、牛の頭を意味するCapo di Bove カーポ・ディ・ボーヴェ。浴場施設のあるこの遺跡は2世紀中頃のも…
アッピア街道のチェチーリア・メテッラの霊廟から500メートルほどのところにあるちょっとした遺跡、牛の頭を意味するCapo di Bove カーポ・ディ・ボーヴェ。浴場施設のあるこの遺跡は2世紀中頃のも…
ローマの街をぐるっと巡っているアウレリアヌスの壁にある門のひとつ、ポルタ・サン・セバスチアーノの上に博物館があります。古代ローマ時代の床モザイクや、アウレリアヌスの壁にまつわるものの展示がされています…
ローマの歴史的中心地区に近未来的な建築が登場と思いきや、2012年12月で閉まる、 といわれていたコロッセオについに修復作業用の足場がかかる。 なんと単管パイプ。ユニット足場でせめてくると思っていたの…
デッラ・ポルタ、ジャコモ Della Porta, Giacomo 1532-1602 イタリア内外で活躍したコモ地方出身の彫刻家、建築家の一族に生まれ、バロック期にローマで活躍した彫刻家、建築家。 …
古代ローマ時代の下町のエリア、モンティ地区も今では素敵なエリアとなっています。そんなエリアに、ロマニスタの聖地があります。カヴール通りから一本入った通りに、ひっそりとある袋小路のような場所。 ジャッロ…
教会に入った瞬間に、小さく感嘆の声がもれました。他にはあまりない空間です。それは教会の内部の空間の大きさと、迫るように立ち並ぶ、やや大きく感じるスケールの柱たち。 空間に対して柱が密集している感じがあ…
古代ローマの街道の脇に突如として現れるルネサンス様式の美しい礼拝堂、サン・ジョヴァンニ・イン・オレオ教会。見た目の美しさとは裏腹に残酷な名前を戴いています。教会の名前のOleoはラテン語で油をさし、「…
ローマの喧噪とは離れた丘の上のこの教会には、絶えず人が訪れます。どこから来るにも、階段か坂を上らなくてはならないのにもかからわず。人々が目指すのは祭壇の脇にある人目を魅く、教皇ユリウス二世の墓碑、ミケ…
下から見上げると天に向かってそびえ立つように見える教会は、ラテン語の響きが残るサンタ・マリア・イン・アラコエリ、イタリア語でアラ・チェーリ教会。古代ローマ人にとって重要であったユピテルの神殿がかつてあった場所に建つ教会。その名前も「天空の祭壇」の意味を持つ。確かに下から見上げると、空に向かって突き上げているかのように見える。 ゴシック建築では天に近づかんと、装飾において尖塔を空に向かって突き上げてみた物の、 急峻な階段の上に建たせるとこの効果にはかなわない。
見上げると上るかどうか考えてしまいそうな階段、サンタ・マリア・アラチェリ教会に続くその階段は坂の下から上れば124段、坂を上れば2段省略できて122段。どちらにしろ、手すりも踊り場も1つしかないこの階段は上に建つ教会から、アラチェリの階段と呼ばれている。 場所柄とその急峻な段から演説の舞台としても使われたとか。 その中でも一番有名なのは、中世に古代ローマの思想を取り戻そうとしたコーラ・ディ・リエンツォの演説。はじめは人々も興味深く耳を傾けていたものの、最後には狂人扱いされてしまった人。
スペイン広場からトレヴィの泉に向かっていると、柵に囲われた水道橋を思わせる遺跡らしき物に出会います。トラヴァーティンの3つのアーチが道路より地下に、建物にはさまれて並んでいます。この遺跡は11ある古代…
崩れてしまった顔とややうなだれた感じが切ない雰囲気をかもし出す、ローマの街の有名人のひとり、ファッキーノ。ファッキーノは運び屋さんの意味で、言い伝えではアボンディオ・リッツォという名のルネッサンス時代…
パンテオン界隈をコルソ通り方面に歩いて, ふと、車をよけて脇にそれると突然現れる巨大な足。ローマの街中にある語り継がれた遺跡のかけらたちの中でローマっ子にとても愛されているといわれるPie' di m…
サン・ピエトロ大聖堂と並び世界中の国々からの巡礼者が多い、サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂の脇にひっそりとレンガ積みの小さな八角形の建物があります。ラテラノ洗礼堂です。この地においては公的には…
日本でもなじみあるイエズス会のローマにおける最初の教会であるジェズ教会。バロック期に建てられたこの教会は、この時代に活躍した芸術家たちの共演の場となっています。この教会の建立の立役者であるイグナチオ・…
下町風情が漂うトラステヴェレにもバロックの傑作の一つ、ベルニーニの彫刻「福者ルドヴィーカ・アルベルトーニ」があります。サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会の「エリザベートの法悦」と並んで官能的と…
下町風情の漂うトラステヴェレでバロック彫刻を鑑賞しつつ、中世のフレスコ画、モザイク、さらには時代をさかのぼって古代ローマ時代の邸宅跡も見学することができる盛りだくさんな教会です。芸術も遺跡も好きという…
連なるアーチがかかった坂をくぐりぬけると、ひっそりと「CASE ROMANE」と彫られた石版があります。間口も広くなく、気づかなければ見過ごしてしまいそうな入り口を入ると、古代ローマ時代の邸宅跡を見学…