新教皇誕生、レオ14世

新教皇が誕生しました。教皇レオ14世。
初めてのアメリカ合衆国からの選出です。イタリア人はまた今回もイタリア人ではないということで、教皇の家系図をさかのぼってなんとかイタリアの血を探っているメディアも。

自分のまわりには日常の日曜日には教会に足を運ばない人がほとんどですが、やはり教皇選出となるとローマっ子は願わくばローマ人、さもなければイタリア人、出なければイタリア系、のようです。
先日天に召された教皇フランシスコはイタリア系アルゼンチン人。名字もイタリア系。ポーランド人、ドイツ人の後に譲歩できる選出だったようです。

今回はアフリカ系、アジア系なども候補が挙がってきましたが、アメリカ人、でした。

教皇選出、コンクラーヴェは5月7日に始まり2日目には選出されました。
ちょうどその日に、映画「教皇選挙」を鑑賞。公開したころはちょうど先の教皇が具合が悪く入退院を繰り返していたので、なんとなく縁起が悪い気がして鑑賞する気にはなれず、そのうち仕事が立て込んで、連休明けの鑑賞となりました。
コンクラーヴェが開催されることになってから、つまりフランシスコ教皇が亡くなってから、映画「教皇選挙」はさらに混み始めたようで、当日のチケットは売り切れのところも。
事前購入でチケットはおさえたものの、パンフレットは売り切れで残念。

緋色の衣の枢機卿たちが座るターコイズのシートとの対比や、枢機卿の上からのカットはジャコメッリの写真を思わせ、美しい映像でした。

前回のコンクラーヴェとの相違点

前回のコンクラーヴェは2013年でした。当時はベネディクト16世が健康を理由に辞任したことによるコンクラーヴェであったので、お別れでは無かったこと。

もう一点大きな違いは、ソーシャルメディアの発信が今回ほどでは無かったことです。
今回はヴァチカンから、選出された証の白い煙があがったときに、近くにいた人びとがソーシャルメディアで情報を得て、サンピエトロ広場に向かったりしました。

2013年3月13日、教皇サンフランシスコが選出された夕方まで、サンピエトロ寺院で粘っておりましたが、暗くなったのであきらめて帰路についたところ、友人宅に到着してすぐにテレビで白い煙を見ることになりました。

教皇選挙まで枢機卿の悪い噂のフェイクニュースが流されたりとソーシャルメディアの便利、早いの反対の悪い面が出てしまいました。

選出されてからまだ一週間経ってはいませんが、前教皇の流れを汲んだ路線ではないかなど、連日イタリアのメディアでは報じられ、しばらくは新教皇の話題は尽きなそうです。特にお膝元のローマ界隈などは、新教皇をロマニスタと報じてみたり、注目を浴びております。

教皇就任式は今月18日の予定とのこと。日本からも出席のようです。

2013年の教皇フランシスコが選出される直前写真のブログはこちら

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  • 投稿カテゴリー:ブログ
  • 投稿の最終変更日:06/16/2025
教皇選挙コンクラーベ2013
<コンサート会場のようなサン・ピエトロ広場の前>