ドーリア・パンフィーリ美術館

私設の美術館としてはかなり大きく、そしてその一族の審美眼はすばらしいです。展示してある絵画や彫刻も重要なものが並んでいますが、またその建物の内装、家具調度が見事です。また、長いこと公開していなかったた…

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消えたベンチ。

ローマの街を張り巡らす古代の壁に沿って広がる公園。そこに置かれたひとやすみのためのベンチ。あれ?地面からねじ山だけが4本でている。 まったく、「そういえば庭にベンチが欲しいなぁ」って感覚で持ち去ってし…

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サン・グレゴーリオ・マーニョ ー 大聖グレゴリウス教会

パラティーノの丘の向かいに位置しながら、観光客が多く訪れている気配はないサン・グレゴーリオ・マーニョ、大聖グレゴリウス教会ですが、キリスト教の歴史、とりわけ英国には大きな影響を与えたました。ゆったりと…

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丘の街、ローマ

ローマの街は起伏に富んでいて、時には坂や階段が厳しく感じることもありますが、それゆえに歩いていても楽しいです。街中のあちこちで階段を見かけることがあると思います。階段はたいていがショートカット。その分…

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サン・ジョヴァンニ・ア・ポルタ・ラティーナ教会

中世における重要な絵画をローマで見るとしたら、サンティ・クワットロ・コロナーティ教会と、こちらのポルタ・ラティーナの聖ヨハネ教会といえるでしょう。人が行き交うような雰囲気の場所ではないですが、中世の絵…

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サン・ロレンツォ・フオーリ・レ・ムーラ聖堂

第二次世界大戦中、1943年に連合軍より爆撃を受けたローマの聖堂です。この聖堂があるサン・ロレンツォ地区は空爆の被害を受けたローマのエリアで、全壊は免れたものの、ファサードのモザイクのは修復に至りませ…

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教皇選挙コンクラーベ2013
<コンサート会場のようなサン・ピエトロ広場の前>

その笑顔につられてついつい微笑んでしまう、法王フランシスコ

実際の距離もその宗教的な間隔の距離も超えて、なにかと日本のメディアでも取り上げられる ローマ法王フランシスコ。 一俗人であるわたしにはとても親しみやすく、その発言に注目してしまう。 教義云々ということ…

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カラカッラ浴場

ローマ時代の文化の特徴のひとつである公衆浴場の遺跡、カラカッラ浴場は公衆浴場の姿のまま残っている遺跡です。カラカッラ帝の時代に建設された巨大な施設で、皇帝の名前からカラカッラ浴場と呼ばれています。 か…

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ローマで一番高い丘にある、クイリナーレ広場

現在はイタリア大統領の官邸となっているクイリナーレ宮殿の前の広場はローマで一番高い丘クイリナーレの丘の頂上にあります。官邸前に広がる広場のテラスからは遠くクポローネの名で親しまれる、サン・ピエトロ大聖…

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弥勒菩薩のようなマリア

ひきつづき、ヴェラーノのサン・ロレンツォ聖堂にて。 入口のポルティコは、第二次大戦中の連合軍の空爆で無惨にも破壊されたにもかかわらず、ポルティコに面する鮮やかなフレスコ画は奇跡的ともいえよう、惨事を免…

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持続する建築〜ヴェラーノのサン・ロレンツォ聖堂

サスティナブル・デザインとか、持続する建築とか一時期よく耳にした言葉だ。どうもキャッチフレーズが誕生しては、そのとき盛り上がって収束していってしまう傾向がある。 イタリアでは日本のそのブームに遅れるこ…

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キャパ生誕100年写真展、ローマでも開催中

ロバート・キャパの生誕100年を記念してイタリアでも写真展開催中。 キャパが連合軍に混ざってアフリカ大陸からシチリア半島に上陸して 北上して行く過程での写真。 同盟国を脱退した後のイタリアの悲劇はこの…

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生まれ変わるかナヴォナ広場のクリスマス市

ローマの冬の風物詩のひとつ、ナヴォナ広場のクリスマス市。 プレゼピオの人形やお菓子を売る市が広場一面に立つ。 レプッブリカ紙ローマ版によると、今年は11月25日から市が立ち始めるが、 近年は、市で売ら…

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ローマに近未来的建造物

ローマの歴史的中心地区に近未来的な建築が登場と思いきや、2012年12月で閉まる、 といわれていたコロッセオについに修復作業用の足場がかかる。 なんと単管パイプ。ユニット足場でせめてくると思っていたの…

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ロマニスタの聖地、祝スクデットの壁画

古代ローマ時代の下町のエリア、モンティ地区も今では素敵なエリアとなっています。そんなエリアに、ロマニスタの聖地があります。カヴール通りから一本入った通りに、ひっそりとある袋小路のような場所。 ジャッロ…

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古代ローマ遺跡に囲まれたバロックの教会、サンタ・マリア・イン・ポルティコ・イン・カンピテッリ教会

教会に入った瞬間に、小さく感嘆の声がもれました。他にはあまりない空間です。それは教会の内部の空間の大きさと、迫るように立ち並ぶ、やや大きく感じるスケールの柱たち。 空間に対して柱が密集している感じがあ…

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サン・ジョヴァンニ・イン・オレオ教会

古代ローマの街道の脇に突如として現れるルネサンス様式の美しい礼拝堂、サン・ジョヴァンニ・イン・オレオ教会。見た目の美しさとは裏腹に残酷な名前を戴いています。教会の名前のOleoはラテン語で油をさし、「…

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アラコエリの聖マリア教会

下から見上げると天に向かってそびえ立つように見える教会は、ラテン語の響きが残るサンタ・マリア・イン・アラコエリ、イタリア語でアラ・チェーリ教会。古代ローマ人にとって重要であったユピテルの神殿がかつてあった場所に建つ教会。その名前も「天空の祭壇」の意味を持つ。確かに下から見上げると、空に向かって突き上げているかのように見える。 ゴシック建築では天に近づかんと、装飾において尖塔を空に向かって突き上げてみた物の、 急峻な階段の上に建たせるとこの効果にはかなわない。

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アラチェーリの階段 アラコエリの階段

見上げると上るかどうか考えてしまいそうな階段、サンタ・マリア・アラチェリ教会に続くその階段は坂の下から上れば124段、坂を上れば2段省略できて122段。どちらにしろ、手すりも踊り場も1つしかないこの階段は上に建つ教会から、アラチェリの階段と呼ばれている。 場所柄とその急峻な段から演説の舞台としても使われたとか。 その中でも一番有名なのは、中世に古代ローマの思想を取り戻そうとしたコーラ・ディ・リエンツォの演説。はじめは人々も興味深く耳を傾けていたものの、最後には狂人扱いされてしまった人。

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もうじき終点、古代から生き続けたヴィルゴ水道

スペイン広場からトレヴィの泉に向かっていると、柵に囲われた水道橋を思わせる遺跡らしき物に出会います。トラヴァーティンの3つのアーチが道路より地下に、建物にはさまれて並んでいます。この遺跡は11ある古代…

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