ローマのシンボル、雌狼と双子の像

これほどたくさんの遺跡を残しておきながら、ローマという街の発祥は伝説として語られています。
その伝説に欠かすことができないのが雌狼。
建国の父ロムルスと、その双子の兄弟レムスを育てたとされています。
この雌狼と乳を飲む双子の像やレリーフはいたる所にありますが、アイコン的な存在はカンピドーリオの丘の上にある像です。雌狼は紀元前5世紀のエトルリア文明のもの、反り返る勢いで乳を飲む双子は15世紀に付け足されてたとされています。
すでにここで、1000年以上のの隔たりがあるとはローマの歴史とはいったい。

ローマ シンボル 雌狼 ルーパ

オリジナルはカンピドーリオの丘の上のカピトリーノ博物館にあります。
ローマの街にはどのくらいのこの雌狼と双子の兄弟のシンボルがあるのでしょうか。
ときどき、反り返った姿勢の赤ん坊像のみを見かけます。
雌狼はいないのですが、激しい姿勢から、おそらくあの双子の兄弟だな、と想像したりできるのも。

また、セリエAのASローマのエンブレムにもこちらの雌狼と双子の兄弟が入っております。

ASローマオフィシャルサイトはこちら。

ちなみに、ASローマのマスコットはロモロです。
ロムルスのイタリア語名です。