ローマでビザンチン様式のモザイクが見ることができるのは、こちらサンタ・プラセーデ教会です。
プラセデの姉妹の名を戴いたサンタ・プデンツィアーナ教会とサンタ・マリアマッジョーレ教会の近くにあるので、モザイク鑑賞巡りなどと題して一緒にまわることをおすすめします。このプラセーデ教会は、小礼拝堂のモザイクが美しいので目じかで見ることができます。
建物は大きいのですが、入り口は思わず通りすぎてしまいそうなほどひっそりとしています。
モザイクをもっと身近に感じるなら入り口入って左手にあるサン・ゼノ小礼拝堂に入ってみてください。
眩い黄金のモザイクが頭上に煌いています。
教皇パスカルのご母堂のためにつくられた小礼拝堂です。
ここは2世紀に建てられたオラトリウムの上に9世紀につくられた教会です。
プラセーデとプデンツィアーナ姉妹が2000人の殉教者と共に祀られているところです。
この姉妹は近くのサンタ・プデンツィアーナ教会があったところに住んでいたとされる、
元老院プデンテの娘です。
小礼拝堂のモザイクにもローマの守護聖人パウロとペテロと共に描かれています。
また小礼拝堂にはエルサレムから運ばれてきた、イエスがつながれていたという言い伝えのある柱が
置かれています。
その装飾はローマ・リバティの芸術家、ドゥイリオ・カンベロッティとされています。
■ サンタ・プラセーデ教会
Santa Prassede
Via Santa Prassede 9A
メトロ A線・B線 Termini(テルミニ)駅 もしくは B線 Cavour(カヴール)駅
午前中でいったん閉まり午後は16時に開くので注意して下さい。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂、サンタ・プデンツィアーナ教会とまわるのをおすすめします。
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