
静寂な空気が流れるアヴェンティーノの丘の上のこの教会は聖アレッシオ教会として今は名が通っているが、La chiesa dei Santi Bonifacio e Alessioとも呼ばれている。それは、この教会がは初期のキリスト教の殉教者の眠る上に3、4世紀頃に建てられた建物が元になっているからである。
殉教者は教会の後陣の下に眠っている。
その後、アレッシオの物語の方が語られるようになり、聖アレッシオ教会としての方が
名が通るようになった。
奥に見える鐘楼は13世紀のロマネスク様式で、13世紀の改修の時に大部分は現在の姿となった。
その後、ファサードが18世紀に大きく改築された。
この際に教会前の中庭の回廊も、中世のものからその時代のものへと変えられた。
コズマーティ様式のオリジナルの床のモザイク。
18世紀に後期バロックの彫刻、Andrea Bergondiによる聖アレッシオの礼拝堂。
階段が聖アレッシオの伝説に登場する、アレッシオが十数年の物乞い巡礼の後、
帰還して息絶えていた階段。
Andrea Bergondiはトレヴィの泉の彫刻も手がけている彫刻家。
聖アレッシオの伝説
ローマ元老院の息子アレッシオは結婚することにためらい、
結婚の翌日、シリア北方にむけて巡礼の旅にでる。
(花嫁としてはとんでもない話)
物乞いをしながらの十数年の巡礼後に帰還するが、家人も誰もがアレッシオと気付かない。
アレッシオは家の階段の下で永遠の眠りにつく。
この伝説からはずかしがりやの男性がこの教会で教会結婚式を挙げるとか。
後陣の裏にある、個人邸宅のようなかわいらしい庭の向こうにサンピエトロ大聖堂のクーポラを望むことができる。
数件隣は、鍵穴で有名なマルタ騎士団の館なので、ここから望めるのも納得。
■聖アレッシオ教会
Piazza di Sant’Alessio, 23 Roma
メトロB線 チルコマッシモ駅下車
※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿日: 2010年5月26日