かつてのポルタ・カペーナ

ポルタ・カペーナ、カペーナ門はセルウィウスの壁に開けられた門のひとつですが、今日ではその全容がわかる遺構は残されていません。アッピア街道とラティーナ街道の起点となる門でした。途中で枝分かれしてアッピア街道は当初はカプアへ、ラティーナ街道はラティーナへと続いていました。

アッピア街道が敷かれたことで、カプアへ続くことからカペーナ門と呼ばれていましたが、それ以前はこの一帯が緑豊かで泉が湧き出ていたことから、ローマ神話の泉の神の名から、カメナ門と呼ばれていたとされています。

現在も近くにVia Valle delle Camene 、女神たちの丘通りという美しい響きの通り名があります。

アッピア街道に見られるマイルストーンの基点とされる場所にはファシズム政権下に建てられたマイルストーンがモニュメントとして建っています。

 

かつてのポルタ・カペーナ
門はこの界隈にあったとされています。