ローマで蜂といえばバルベリーニ家、バルベリーニ家といえばベルニーニであるように、この蜂の噴水も例外なくベルニーニの作品です。
バルベリーニ広場には中央にトリトンの噴水が鎮座しているので、そちらに比べれば見落としそうなところにこの蜂の噴水はあります。
バルベリーニ家の紋章の蜂がモチーフとなったバロック時代の噴水です。
1644年にジャンロレンツォ・ベルニーニによって実現されました。
サン・ニコラ・ダ・トレンティーノ通りと交差するヴェネト通りを上がる入り口にあります。
1871年までは広場の反対側のシスティーナ通りの角にありましたが、交通事情で破壊されてしましました。
そして1920年に今の位置に修復されました。

バルベリーニ家出身の教皇ウルバヌス8世の命によりベルニーニが手がけた噴水ですが、
ベルニーニにしては控えめな印象です。

ガリレオ・ガリレイの顕微鏡のおかげでこのようなディテールができるようになったといわれています。
芸術も科学の恩恵を受けるのですね。
ラテン語で「公共の民とその動物たちのための水」とかかれています。
ローマの街ほど公に水が供給されてい街はなかなかないのではないでしょうか。
写真を撮っている間にも、水を飲む市民が。

「公共の民とその動物たちのための水」とラテン語で書かれた後には、
教皇ウルバヌス8世の即位21年を記念して建てられたとのことが続いて彫られていますが、実は当初は「22年」と彫られていました。
それを見た誰かが、まだ即位21年であることを皮肉った紙切れを貼り付けておいたそうです。
道行く人がそれを見たため、教皇は「21年」と直させたとか。
実際に教皇ウルバヌス8世は即位22年となる8日前に亡くなったそうです。
トリトンの噴水はこちら
蜂の噴水
Fontane delle Api
メトロA線 Barberini(バルベリーニ)駅
