ツッカリの家
優美なスペイン階段を上って、スペイン階段から見下ろせるローマを眺めて街を満喫したあと、階段の上のトリニタ・ディ・モンティ教会の前を通る道を行くと、少々風変わりな建物に出会います。 システィーナ通りとグ…
優美なスペイン階段を上って、スペイン階段から見下ろせるローマを眺めて街を満喫したあと、階段の上のトリニタ・ディ・モンティ教会の前を通る道を行くと、少々風変わりな建物に出会います。 システィーナ通りとグ…
1920-30年代のムッソリーニ政権下における、新しい4つの郵便局の計画のうちのひとつで、ノメンターナ地区の郵便局として計画されました。建築家はマリオ・リドルフィで、イタリア合理主義建築の建築の中で、…
今日ではカンピドーリオと呼ばれているが、ローマ発祥から重要な場所であったカピトリーノの丘の頂上にある広場。教皇ピウス3世の時代に、その命によってミケランジェロが設計した美しい広場。その敷石の幾何学の紋様はロゴにも使われたりもする、ローマの象徴のひとつともいえる。
トラステヴェレ大通りに面する広々とした広場です。中央にある噴水は一見ルネッサンス風で、サン・ピエトロ広場の噴水にも似ています。ルネッサンス時代の姿ですが、実は時代は浅く、イタリア統一が落ち着いたころ、…
私設の美術館としてはかなり大きく、そしてその一族の審美眼はすばらしいです。展示してある絵画や彫刻も重要なものが並んでいますが、またその建物の内装、家具調度が見事です。また、長いこと公開していなかったた…
パラティーノの丘の向かいに位置しながら、観光客が多く訪れている気配はないサン・グレゴーリオ・マーニョ、大聖グレゴリウス教会ですが、キリスト教の歴史、とりわけ英国には大きな影響を与えたました。ゆったりと…
中世における重要な絵画をローマで見るとしたら、サンティ・クワットロ・コロナーティ教会と、こちらのポルタ・ラティーナの聖ヨハネ教会といえるでしょう。人が行き交うような雰囲気の場所ではないですが、中世の絵…
第二次世界大戦中、1943年に連合軍より爆撃を受けたローマの聖堂です。この聖堂があるサン・ロレンツォ地区は空爆の被害を受けたローマのエリアで、全壊は免れたものの、ファサードのモザイクのは修復に至りませ…
実際の距離もその宗教的な間隔の距離も超えて、なにかと日本のメディアでも取り上げられる ローマ法王フランシスコ。 一俗人であるわたしにはとても親しみやすく、その発言に注目してしまう。 教義云々ということ…
現在はイタリア大統領の官邸となっているクイリナーレ宮殿の前の広場はローマで一番高い丘クイリナーレの丘の頂上にあります。官邸前に広がる広場のテラスからは遠くクポローネの名で親しまれる、サン・ピエトロ大聖…
ひきつづき、ヴェラーノのサン・ロレンツォ聖堂にて。 入口のポルティコは、第二次大戦中の連合軍の空爆で無惨にも破壊されたにもかかわらず、ポルティコに面する鮮やかなフレスコ画は奇跡的ともいえよう、惨事を免…
サスティナブル・デザインとか、持続する建築とか一時期よく耳にした言葉だ。どうもキャッチフレーズが誕生しては、そのとき盛り上がって収束していってしまう傾向がある。 イタリアでは日本のそのブームに遅れるこ…
ロバート・キャパの生誕100年を記念してイタリアでも写真展開催中。 キャパが連合軍に混ざってアフリカ大陸からシチリア半島に上陸して 北上して行く過程での写真。 同盟国を脱退した後のイタリアの悲劇はこの…
ローマの冬の風物詩のひとつ、ナヴォナ広場のクリスマス市。 プレゼピオの人形やお菓子を売る市が広場一面に立つ。 レプッブリカ紙ローマ版によると、今年は11月25日から市が立ち始めるが、 近年は、市で売ら…
ローマの歴史的中心地区に近未来的な建築が登場と思いきや、2012年12月で閉まる、 といわれていたコロッセオについに修復作業用の足場がかかる。 なんと単管パイプ。ユニット足場でせめてくると思っていたの…
古代ローマ時代の下町のエリア、モンティ地区も今では素敵なエリアとなっています。そんなエリアに、ロマニスタの聖地があります。カヴール通りから一本入った通りに、ひっそりとある袋小路のような場所。 ジャッロ…
教会に入った瞬間に、小さく感嘆の声がもれました。他にはあまりない空間です。それは教会の内部の空間の大きさと、迫るように立ち並ぶ、やや大きく感じるスケールの柱たち。 空間に対して柱が密集している感じがあ…