今日ではカンピドーリオと呼ばれていますが、ローマ発祥から重要な場所でした。ユピテルの神殿があったカピトリーノの丘にある広場です。
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教皇ピウス3世の時代に、その命によってミケランジェロが設計した美しい広場です。その敷石の幾何学の紋様はロゴにも使われることもあるローマの象徴のひとつともいえます。
丘の上にあるこの広場までの緩やかにのぼるアプローチは、コルドナータと呼ばれ、となりの心臓破りのアラチェーリの階段とは異なり、ゆったりと丘の頂上にたどり着くことができます。
これもミケランジェロのなせる技でしょうか。
広場の中央には哲学の造旨が深い、皇帝アウレリウスの騎馬像が立っています。こちらはレプリカでオリジナルは広場に面するカピトリーノ美術館にあります。
また、広場の隅には建物に隠れるように、ローマのシンボル雌狼と双子の像があります。
こちらもレプリカでオリジナルはカピトリーノ美術館にあります。
広場の正面はローマ市の市庁舎で、カンピドーリオというとローマ市議会のことを指すこともあります。
階段、コルドナータを上りきって右の道をいくと、トラステヴェレ方面を一望できる小さな広場があります。西の方向をに開けているので夕景がとても美しいです。
マジックアワーを楽しむことができるので、つい長い時間たたずんでしまいます。


カンピドーリオ広場
Piazza Campidoglio
ベネツィア広場からすぐ
バス40番,64番など
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