ローマのおへそでもあるカンピドーリオの丘の上のカピトリーニ美術館の別館としてオープンした、彫刻を主に展示している博物館。
本館に陳列するスペースがないので別館として彫刻群が移されたとのこと。本館も大きな博物館ですからローマにどれだけの彫刻が存在するかがうかがえます。
Centrale Montemartiniとしてオスティエンセ地区でかつては火力発電所としてローマの近代の生活を担ってきた場所です。
貴重な古代ローマ時代の遺跡の数々を展示する博物館として蘇ったことは素晴らしいことであると思います。
巨大なタービンがそのまま残され、その脇に並ぶ古代ローマの彫刻群。
近代の機能美と古代の美の調和。
「未来派」のアートやデ・キリコの絵画が頭をよぎります。
一室を大きく占めるポルタ・マッジョーレ付近で発掘された古代ローマ時代のモザイクも圧巻です。
博物館の近辺には近代のローマの生活を支えてきた工業地帯とその労働者の住宅エリアだったガルバテッラなどもあり、 興味深いエリアとなっています。
コンテンポラリーアート美術館、MACRO Futureもここから遠くはありませんので、リノベーションというテーマで散歩してみてください。
■ カピトリーニ博物館 チェントラーレ・モンテマルティーニ
Centrale Montemartini
Via Ostiense 106 – 00154 Roma
開館時間 火曜日-日曜日 9.00-19.00
12/24と12/31は 9.00-14.00
※チケット売り場は閉館時間30分前まで。
月曜日、1/1 4/6-27 (復活祭に基づくものなので毎年要確認)、 5/1,12/25 閉館
入館料 4.5ユーロ(常設展示)
企画展、イベントとの共通券は6~9ユーロ
本館との共通券は8.5ユーロで7日間有効。
URL http://en.centralemontemartini.org/ (英語のページにリンクしています。)
※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿日: 2010年4月17日