テンピエットと呼ばれるサン・ピエトロ・イン・モントーリオ教会

Tempietto テンピエットと呼ばれる名前が示すままの小さな寺院はブラマンテによるローマ最初のルネッサンス様式の建築。ブラマンテのテンピエットと呼ばれています。
ローマの街を見下ろすジャニコロの丘の上のこの地は、ここからさほど遠くないサン・ピエトロ寺院のペテロが磔にされた所といわれています。

このテンピエットは古典を復興させたルネッサンス様式が、ローマ帝国が滅びて以降さびれていたローマという都市にまた新たに光があたる第一歩の建築といえます。

後ろ側に周ると小さな空間ながら美しい装飾の礼拝堂が半地下にあります。

ぜひ、小粒ながらもきらりと光る盛期ルネッサンス建築の代表作を眺めてみて下さい。

ブラマンテは後に、そのサンピエトロ寺院の主任建築家として任命されることとなりますが、残念なことに彼の案は現在のサンピエトロ寺院の姿に反映はされていないと言われています。最終的にはミケランジェロが総監督指を務めました。

 

テンピエット-サンピエトロ・イン・モントーリオ教会中庭内
Tempietto-San Pietro in Montorio 

 Piazza di San Pietro in Montorio, 3
00153 Roma

ジャニコロの丘まではトラステヴェレ界隈から徒歩でも頑張って登ることができますが、
Viale Trastevere(トラステヴェレ通り)から循環バス115がでています。

Via Garibaldi(ガリバルディ通り)のサンピエトロ・イン・モントーリオ教会で下車。

※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿日: 2010年3月4日

ブラマンテのテンピエット