ポルタ・サン・ジョヴァンニは3世紀にアウレリアヌスの壁にある門のひとつ。
近くにサン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂があることからこの名前がついている。
教皇グレゴリウス8世の命により、建築家ジャコモ・デッラ・ポルタによって完成されたといわれている。
1574年に完成したこの門は、カンパーニャ・ロマーナ、カステッリ・ロマーニ方面から、
さらにはカンパーニア地方まで続く、今日のアッピア・ヌォーヴァ通り、
当時のカンパーナ通りにつながっている。
その後、1926年には新しい街区アッピオ・ラティーノが誕生し、周辺の家々を壊し、
道路整備のためにアウレリアヌスの壁の姿にも見られるようにアーチの穴が開き、
車の通行を可能にした。
なかなか広い場所なのでメトロの出口を間違えると、反対側に渡るのは至難。
地上にでる際は、確認を。
言い伝えでは、この門を完成させたとされるジャコモ・デッラ・ポルタは
自分のつくった門の近くで息絶えたとされている。
なんと、カステッリ・ロマーニへの小旅行の帰りにメロンとスイカによる消化不良が原因だとか。
夏になると、スイカなどの屋台がでるが、食べ過ぎにはご用心。
■ポルタ・サン・ジョヴァンニ(サン・ジョヴァンニ門)
アクセス
メトロA線 サン・ジョヴァンニ駅
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