ローマの街の南の水道橋公園を南に歩いていると開けてくるカステッリ・ロマーニの山々。お天気のよい日は山麓に街があるのも見えます。
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遺跡が少なくなって送電塔のほうが目立ってくるとベェベェと羊の一群に出会うことがあります。なんというのどかな風景。ここはまだメトロA線の範囲です。
小屋越しには白い現代建築が顔をのぞかせています。スペインの建築家カラトラヴァ設計のスポーツ施設です。旧アッピア街道を南下しているときも見えました。この辺りはローマを取り巻く環状線G.R.A.の内側ですが、カラトラヴァの帆とよばれる施設は環状線の外のトール・ヴェルガータ地区。あまり高い建物がないのでしょうか。
散歩に戻りまして。この日は日が暮れる前の時間帯。牧羊犬が一生懸命仕事をして羊の群れを小屋の方に帰しているようでした。お仕事に一生懸命なワンちゃんを尻目にむしゃむしゃと草を食む羊たち。
ローマの喧噪から離れたお散歩でした。



力が余っていたので?さらに歩いてみると
やがてカンパネッレ通り/Via delle Campanelleにぶつかります。すると通りの反対側には低いアーチが連なっているのが見えます。私設の水道橋でヴィニャッチェ荘と呼ばれています。糸杉のような木と水道橋の風景は一瞬時が止まったような気がしました。
カンパネッレ通りを水道橋公園を背に左へ進むとトゥスコラーナ通りに出てメトロのチネチッタ駅近くにでます。カンパネッレ通りをかなり歩くことにはなりますが。その途中に一般にはほとんど公開されていないセプティミウス・バッススのヴィッラがあります。金網越しに眺めるだけですが大きな遺跡であることがわかります。
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