掘り出し物を探しに、ローマの蚤の市ポルタ・ポルテーゼへ行こう

ローマで一番大きな青空市場はポルタ・ポルテーゼです。近くにあるポルテーゼ門(ポルタ・ポルテーゼ)に由来します。
毎週日曜日の午前中に市が立ちます。

とにかくバスの停留所いくつか分の横長の市なので、すべてを回るには体力勝負です。掘り出し物を探したいのなら、ポルテーゼ門とは反対側のトラステヴェレ通りからスタートすることをおすすめします。
ポルテーゼ門から入ると、近年はほとんどが露店用の洋品店や書籍店が多いです。
それでも写真のたくさん入った料理本や美術書、DVDなどが廉価で手に入るのでイタリア語を学びたい人などにはおすすめです。
料理本も、おイモを使ったイタリアン、野菜を使ったイタリアン、デザート編などなど、面白いものがみつかると思います。
また、料理のイタリア語は「次に~しましょう」など動詞が同じ人称で語られているので、料理とイタリア語が覚えることができて一石二鳥です。

ブランド品ではないけれど、よく探せばお気に入りがみつかりそうな靴屋さんもおすすめです。
ノーブランドをうまく着こなすみせどころ。
イタリアといえども、エコ・ペッレと呼ばれる合成皮革の靴やかばんが増えてきているので、意外とこういうところで、本革のMADE IN ITALYが見つかるものです。

10年前くらいまで1は、デッドストックの洋服やヴィンテージ柄のワンピースなどが見つかったものですが、最近は洋服に関しては、同じ洋服を扱う露天が増えている傾向にあります。
値段もしっかりとした値段がついていて、ファスト・ファッション系の店の方が安い、という現象が起きています。

それでも蚤の市の醍醐味はたくさんの中から掘り出すことにあるので、身の回りに注意して楽しみたいものです。

お腹が空いたらポルケッタも売っています。
カラブリア名産のチーズなどを売っているローマ在住のカラブレーゼのお店もおすすめです。
試食しながら気に入ったものを買うことができます。
瓶詰めのものもあるのでよいお土産になります。

13時過ぎには閉め始めるところもあるので、ポルタ・ポルテーゼの日は早起きで。
雨天決行ですが、あまりにもドシャ降りでは早めに閉まります。
また、閉まる直前は値段の交渉のチャンスでもあります。

荷物はしっかりと抱えて、お支払いの際に取り出した財布は視線が集中しています。気をつけ過ぎるくらいの気持ちで臨んでください。

  1. 2010年当時から見て ↩︎

ポルタ・ポルテーゼの蚤の市

ポルトゥエンセ通り・イッポリート・ニエヴォ通り
Via Portuense, Via Ippolito Nievo

毎週日曜日
朝~14:00くらいまで
雨天決行 ドシャ降りの際は早めに閉めてしまいます

バス3番、H、トラム8番

ポルテーゼ門から入る場合は、3番のPorta Portese ポルタ・ポルテーゼ下車
イッポリート・ニエヴォから入るときは、トラム8番のPiazzale Ippolito Nievo イッポリート・ニエヴォ広場下車

掘り出し物を探しに、ローマの蚤の市ポルタ・ポルテーゼへ行こう