古代ローマ時代の円柱状の廟の上に家がのっているため、丸い家、カザル・ロトンドと呼ばれている。
この不思議な家はアッピア街道沿いのセスト・ミーリォSesto Miglioと呼ばれる、街道の起点から数えた
6マイル目のエリアにある。この辺りに来ると車の往来も減りのんびりと散歩ができる。
この廟は誰の墓かは不明であるが、最大級の大きさのものでその直径は35メートルにもなるという。
紀元前3世紀の墓で、中世になってサヴェッリ家のものとなった時代に
見張り小屋として家がのせられた。
墳墓の形はもとは、とんがり屋根の蜂窩状墳墓と呼ばれるものであったらしい。
とんがり屋根の墳墓はピラネージの版画などにも描かれている。
カザル・ロトンドの横には考古学者のルイージ・カリーナの発掘による発掘された
断片がれんがの壁に埋められてモニュメントとなっている。
ここを過ぎると、通りとぶつかるが、バス通りではないので、
公共交通機関を利用しての散歩の際は、引き返してバスが通るErode Atticom通りへ。
Via Casale Rotondo通りを歩いて、バス通りまででられるが、
見通しの悪い道の上、夕方になるとよい雰囲気とは言えない道。
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■カザル・ロトンド 丸い家
Casal Rotondo
メトロA線 コッリ・アルバーニからバス 765番 Erode Attico通りまで
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