ローマの街を公共交通機関で移動する際には、 メトロ(地下鉄)、バス、トラム、もしくはイタリア鉄道のローカル線での移動になります。
ローマの公共機関は通称ATAC。 乗車券やバスなどにもロゴが入っているのでわかります。
まずは、メトロ、バス、トラムに乗車できるATACの乗車券について。
キャッシュカードやクレジットカードと同じくらいの大きさです。
空港からローマ市街へでもご紹介しました。
近年はキオスクも減り、タバッキでもバスの乗車券の取扱いがかなり減りました。
テルミニなどのキオスクでは旅行者用の乗車券を買うことができます。
また、チャージ式の券もありますが、チャージの際になかなかスムーズにいかないことが多いです。
最近の乗車券は偽造防止策かホログラムが入るようになりました。
ローマへの滞在日数や移動回数に応じて、選べる乗車券の種類を次に紹介します。
2025年7月に旅行者用乗車券の価格が変わり、すでに発券済みのものも使用できますが、2025年10月31日までです。
2025年11月1日からは発券済みの券は使用できず、新しい乗車券のみ有効となります。
普通乗車券-BIT
1.5ユーロ
先ほども登場いたしましたが、右下にBITと書いてありますが、
Biglietto Integrato a Tempo の略でいわゆる普通乗車券で1.5ユーロ。 100分乗り降り自由です。 ただし、メトロのみの途中下車、往復はできません。
A線、B線、C線の乗換え、メトロからバスへの乗換えは100分以内でしたら可能です。
24時間券-BIG
8.5ユーロ
こちらも乗車券の大きさは同じで、見た目も一見、普通乗車券と変わりありません。
最初に刻印をした時間から24時間有効。
こちらはもちろん、メトロの途中下車も自由に出来ます。 つまり乗り降り自由で制限はありません。
少なくとも1日フリーの時間があれば、これをまず1枚もって置くのが得策かもしれません。
いざ、乗車券を買おうと思ってもすぐに買えなかったりするので、もっていたら安心です。
48時間券-BIG
15ユーロ
72時間券-BIG
22ユーロ
一週間乗車券
CIS-Carta Integrata Settimanale
29ユーロ
こちらは記名式です。名前と生年月日を記入するようになっています。
最初に刻印した日から7日目の24:00まで有効なチケット。
こちらも乗り降り自由で、制限はありません。
最近はメトロの改札はタッチ式のクレジットカードで乗車が可能になっています。
バスも赤い検札機がついている場合はタッチ式のクレジットカードで支払いができます。
まれに壊れていることもありますけれども。
黄色い旧式の検札機ではクレジットカードで乗車はできません。
それにしても乗るまでどのような検札機がついているかはわかりませんので、普通乗車券を携帯しておくと無賃乗車による罰金の恐れはなくなります。