スペイン広場からトレヴィの泉に向かっていると、柵に囲われた水道橋を思わせる遺跡らしき物に出会います。
トラヴァーティンの3つのアーチが道路より地下に、建物にはさまれて並んでいます。
この遺跡は
11の古代ローマ水道のうち6番目の水道、ヴィルゴ水道です。
皇帝アグリッパにより完成された古代水道です。

後の皇帝、ティベリウス、クラウディウス、さらに時代を経てハドリアヌス1世、ニコラウス5世たちにより手が加えられてきたおかげで、古代から今日まで機能し続けた唯一の水道となりました。
そのほとんどが地下を流れているため、ゴート族らの侵入の破壊の手から免れたともいわれています。
水源は、ローマの東8マイルのところ、Via Collatina沿いのサローネ地区のアニエネ川。
ローマ市内にはピンチョの丘のムーロ・トルト辺りから入ってきて、カンポ・マルツィオまで引かれました。
アグリッパ浴場のためです。
古代ローマ時代も、その終点はトレヴィの泉のあるところで、aqua virgoとラテン名から、500年代の教皇ピウス4世、5世の時代にジャコモ・デッラ・ポルタに再生された水路の、イタリア語のacqua vergineが重なります。
水道の終点はオリジナルのものと同じトレヴィの泉で、水道の終点を讃える装飾建築モストラがニコラ・サルヴィにより飾られ、今日もトレヴィの泉として世界からの観光客を楽しませてくれています。