クロアカ・マクシマの排水口
Sbocco Della Cloaca Massima
テヴェレ川の水面に見える半円の口は、フォロ・ロマーノの排水のための口で、
クロアカ・マクシマと呼ばれた古代ローマ時代にはすでに存在していた排水溝のテヴェレ川への出口。
古代ローマのインフラは本当に見事です。
この絵の時代はテヴェレ川の護岸工事がされていないので、
暴れん坊テヴェレ川はさぞ暴れてローマの街を水浸しにしたことでしょう。
川の向こうに見えるのは真実の口のあるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会の鐘楼と
その向かいにある古代ローマ時代のヴェスタ神殿。
一説には真実の口はこの排水口のふたであったとされていますが、真実のほどはいかに。
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初投稿日: 2010年8月29日