カラトラヴァの帆

2009年にローマで開催された世界水泳選手権に向けて計画されたスイミングプールを持つスポーツ複合施設です。2005年にCittà dello Sport-スポーツ都市として計画されました。設計はスペインの建築家サンティアゴ・カラトラヴァ。しかし間に合わず。世界水泳選手権はフォロ・イタリコで開催されることに。
そして今度は2020年夏季オリンピック誘致のために計画を進めてきましたが、財政を考慮して立候補しないことになり、また忘れられた存在に。
アッピア街道を歩いていても遠くに見え、水道橋公園を散歩していても見ることができる白い尖塔は2013年にはこうして写真に収まっています。その形からカラトラヴァの帆と呼ばれています。

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Città dello Sport-スポーツ都市としてトール・ヴェルガータ地区の大学の宿舎やその他のスポーツ施設も当初のカラトラヴァの計画に含まれていましたが、2009年にはいったん工事が停まり今では国の管理下に置かれており残念ながらいまだに一般には公開されていません。ローマの貴重な現代建築なのに残念です。

2025年のジュビレオ聖年の年の夏に青年がローマに集う巡礼の旅でようやく一時的に日の目を見ることになりました。繊細な構造のドーム屋根は光を美しく透過し、照明効果の賞を受賞しているようです。イベントが終わりまた国の管理下に置かれて鎮座しています。

カラトラヴァの帆 Exチッタ・デッロ・スポーツ
Vela di Calatrava Ex Città dello Sport

Via Michele Pantanella, Roma

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