ピア門からノメンターナ界隈
ピア門はミケランジェロが手がけた最後の建築といわれ、またこの門は
イタリア統一運動の時に、ローマに軍隊がここから進入したとして記念碑的な門である。
実際は門から数十メートルの壁を壊したのであるが。
この門からまっすぐ伸びるノメンターナ街道沿いには現在では豪奢な集合住宅が並び、
またこの界隈には大きな公園も点在し、緑が多いエリア。
街道沿いには古代ローマの法に則って、壁の外ということで
地下共同墓地があり、まれに廟を見ることもある。
ローマにとってテヴェレともうひとつ大切な川、アニエネ川が流れているのもこの界隈で、
湧水から飲料水を購入することもできる。
折衷様式とも後期ゴシック様式ともとれる、一風変わった建築群も見ることができる。
公園が多いので、美術館がてら、空の下でランチをとるのもおすすめ。
■このエリアの最寄り駅
■お散歩INDEX
- ミケランジェロの最後の建築作品とも、ピア門
- イタリア合理主義建築で優美な曲線を描く建築、マリオ・リドルフィのノメンターノ郵便局
- カタコンベもある、聖アグネスが祀られたサンタ・アニェーゼ・フオーリ・レ・ムーラ教会
- めずらしい円形の教会、サンタ・コスタンツァ教会
- ユダヤ人の地下墓地があったトルローニア公園
- ムッソリーニが逮捕されるまで住んでいた家、貴族の館
- トルローニア家の王子のための家、王子の館
- 山小屋風の不思議な家、フクロウの館と民芸美術館
- ホラー映画の舞台にもなった不思議な一角、コッペデ地区
- ベルニーニ、カノーヴァの彫刻を崇めに、ボルゲーゼ美術館
- ビール工場の跡地が現代アート美術館になった、MACRO現代美術館