芸術家達のアトリエが集まるこのエリアに、彫刻家アントニオ・カノーヴァと
その愛弟子アダモ・タドリーニがここにアトリを構えるために契約書にサインをしたのは1818年のこと。
以来1967年まで、タドリーニ家4代がここのアトリエで彫刻を生み出してきた。
その後21世紀に入って、ミュージアムカフェとしてオープン。
カノーヴァをはじめ、タドリーニ一族の彫刻家たちの作品が古代ローマを思わせる色の
壁を背景にひときわ際立っている。
2階に上がる時代を感じさせる木製の階段が、ここがかつてアトリエであったことを
思い出させてくれる。
おびただしい数の彫刻群に囲まれているような雰囲気だが、
豪華な空間でゆったりとした時間が流れていく。
カフェ内は美術館よろしく自由に見てまわることができる。
スペイン広場に近いこちらのカフェ、ショッピングの合間のひと休みにもおすすめ。
日曜日も開いているのがうれしい。
しどけなく横たわる、けむくじゃらにも見えなくない、物言う像バブイーノが目印。
この日はバラをプレゼントされたバブイーノ。
物言う像についてはこちらでどうぞ。一番の有名人はパスクイーノです。
■ アトリエミュージアムカフェ カノーヴァ・タドリーニ
MUSEO ATELIER
CANOVA TADOLINI
Via del Babuino, 150/A-B 00187 Roma
営業時間 月-土 8:00-24:00
日 10:00-20:00
※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿日: 2010年6月10日