空港からローマ市街へ-列車編

列車でローマ市街に向かうことが決まったら、まず、到着ターミナルの上の階に行きましょう。
エレベーターがおすすめです。 Treno( 電車)と書かれたサインに階段を下る案内がある場所がありますが、降りてまた上ることになりますので、到着ターミナルからエレベーターで上の階に上がってください。

レオナルド・エクスプレスを使う

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テルミニ駅に近辺に宿があったり、ローマを素通りしてテルミニから列車に乗って他の都市に向かうなら、この列車。
全席一等車で空港-テルミニ駅ノンストップのこの列車は35分程でテルミニ駅に到着です。

ローカル線を使う

ローカル線は二等車で各駅停車なので乗車券もレオナルド・エクスプレスより割安です。
空港勤務の人の通勤列車としても利用されているので、空港利用者に混ざっていろいろなユニフォームの人が乗車しています。
トラステヴェレ、オスティエンセ界隈に宿をとる人にはこちらがおすすめです。
また、トラステヴェレからトラムの8番を使うと終点のラルゴ・ディ・トッレ・アルジェンティーナからはパンテオンまで徒歩で行くことができますので、テルミニの雑踏を避け、こちらからアクセスでも悪くありません。

どちらの列車を利用するにも駅は同じです。番線が異なるだけですのでまずは駅に向かいましょう。
切符の売り場も同じですから、どちらで行こうか直前まで迷っても大丈夫です。

列車でローマ市街へ

駅にはバールも売店もキャッシュディスペンサーもあるので、ユーロの持ち合わせのない場合は、キャッシュディスペンサーでユーロを調達することもできます。
また、売店で、移動のための列車の乗車券と街中を移動するための乗車券の両方を購入することをおすすめします。
ローマ市内の乗車券はメトロ・バス・トラム規定時間以内なら乗り降り自由の普通乗車券、一日乗車券など種類がありますので、数日滞在するのであれば、それに見合った乗車券の購入がよいでしょう。

参考:ローマの街を移動する

レオナルド・エクスプレスは終点から終点までの移動なので、乗ってしまえば終点で下車すればよいだけ。
途中、乗り降りがないので走り出してしまえば荷物を持っていかれる心配もいりません。

ローカル線利用の場合は終点から終点ではないので下車駅を間違えませんように。
最近は機械による車内放送がありますから聞き取りやすくなりました。

何番線から発車かな

レオナルド・エクスプレスもローカル線も、発車時刻と番線は掲示板にでています。

ROMA TERMINIと書いてあるのがレオナルドエクスプレスです。
ローカル線はテルミニ駅には行きません。

ORARIO 発車時刻

RIT.      (ritardo=遅延の略)遅れている時間(遅れている電車があるのが写真からわかりますか?)

BIN.      (binario=番線の略)発車番線


ROMA TIB.NA  ROMA TIBURTINA の略 ティブルティーナ駅行きです。
ROMA ORTE     オルテ駅行きです。
トラステヴェレ、オスティエンセでしたら、ティブルティーナ、オルテ行きのどちらに乗っても大丈夫です。
ちなみに遅れている時間ですが、5min とあったら5分遅れ。
ここイタリアでは、75min とかも平気でありますので、列車利用の際は時間だけではなく、心にもゆとりをもって利用すると何がおきても構えられていられて旅の気分も損なわれず。

でもその前に

乗車前には「刻印」を忘れないようにしてください。
刻印なし、もちろん乗車券不携帯が見つかったら罰金が待ち受けています。 イタリアの鉄道は検札は車上で行われます。
乗車券を携帯していても刻印がしていないのは無賃乗車と同じ扱いです。
バス、トラムも同様ですので注意して下さい。

矢印のとろに乗車券の短い辺のほう入れて、ジーガチャン、と刻印したら引き抜きます。

壊れていたりインクの薄い機械もあるので、その際はお隣の機械でどうぞ。

(地下鉄はまた別) 参考 →イタリアの電車に乗車する前に-「刻印」を忘れずに

イタリア語のみならず英語をはじめとしたマルチリンガルな販売機ですが、突然時計マークがでてきてフリーズしたりすることが多々あるので、言葉に不慣れな場合は逆に人がいる販売所で購入する方がよいかもしれません。

近年では刻印の必要の無いバーコード式のチケットもありますので、乗車券に応じて対応が必要です。

おまけ

こちらはキャッシュディスペンサー。
街中より雑多でないので比較的良く使うキャッシュディスペンサーです。
空港のターミナルにももちろんあります。
英語もフランス語ドイツ語等にも対応していますのでイタリア語が不安でも他の言語で引き出すことが出来ます。
日本語はありません。

こちらは郵便ポスト。
絵はがきを書くのはこれからですのでここでは利用されることはあまりないとは思いますが、電車が大幅に遅れたりしていたら、売店で絵はがきと切手を買って、「ローマに着きました。電車待ってます」なんてハガキを買って時間をつぶしてもいいかもしれません。
ゼナラル・ストライキの日でもないのに、突然間引き運転したりしますから、イタリア。

それでは、永遠のローマの中心まで Buon Viaggio!

※この記事の内容は掲載時のものであり、現在と異なる場合があります。
初投稿2010年

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空港からローマ市街へ-列車編