ASローマファンことロマニスタならこの声は聞いたことがあるかも、
というアントネッロ・ヴェンディッティ。
Roma Roma、Grazie Romaなど、ASローマ応援歌を歌っている。
個人的にはこってりした歌手、と表現したくなる。
なにがこってりって、こってりローマを歌うというか。
演歌的なイメージがついつい浮かぶ。
2012年にリリースされたForeverはこってりなヴェンディッティの声にモノクロのローマでしっとりと。
トラステヴェレの街角からカンポ・ディ・フィオーリ、
ナヴォナ広場、テヴェレ川沿い、テヴェレにかかるシスト橋。
最後の近代的なアパルタメントの風景からはオスティアの風景になり、
最初にもちらりと登場する、しめくくりのモニュメントはパゾリーニの没後30年を記念した、彫刻家マリオ・ロザーティによる碑。
ヴェンディッティからはそれるが、個人的にはパゾリーニの後期の映画はグロテスクで、通して観るのはやや食傷気味になる作品もある。
でもドキュメンタリーなどを通して知る教師時代のパゾリーニの人間性は
彼の最期に語られる一般的には差別されがちな嗜好と人間性は同時に語られるものではなと思わせられる。
こんな先生に教わってみたいかもという印象。
ミュージックビデオに戻って、モノクロのローマ、喧噪が消され、美しい。
Forever Antonello Venditti
Heinz Music Srl 2012