バジリカ basilica
ローマを語る際には時代において、このバジリカという言葉が表すものが違ってくる。
古代ローマ時代は、フォロ・ロマーノの巨大なアーチ型が3つ並びに刳られた遺跡がバジリカの典型。
古代ローマ時代は集会所、もしくは裁判が行われる公共の施設。
その後、ローマでキリスト教が広まり始めた頃、初期キリスト教建築の教会において、古代ローマ時代の集会所の平面形式をとっていたことから、バジリカ様式の教会などと表現される。
よって比較的古い教会がこの形式をとる。
その後、教皇統治のローマにおいて、ヴァチカンが特権を付与した教会をバジリカと表現するようになる。
ローマ4大バジリカは、
サン・ピエトロ大聖堂
サン・ジョヴァンニ・イン・ラテラノ大聖堂
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂