







ローマをお散歩するのにおすすめのエリアのひとつにカンポ・ディ・フィオーリ界隈があります。
便利なバスやトラムが行き交う場所なので、ローマのどの方面に向かうのにも便利な場所です。
早朝に鉄道を使っての移動がある場合はテルミニ駅が便利ですが雑多な感じは否めません。
カンポ・ディ・フィオーリに近いラルゴ・アルジェンティーナが交通の便がよいちょっとしたターミナルです。
カエサルが暗殺された場所とも言われるラルゴ・アルジェンティーナですが現在は猫のサンクチュアリとなっていて、いつも猫がどこかにいます。
先のローマで滞在したのは古代ローマ時代のポンペイウス劇場の遺跡をもとに立っているパラッツォの中でした。
連なるパラッツォは円形劇場を描くように連なり、その中に滞在先がありました。


今日に欠かせない通信。普通に携帯電波は古代ローマの堅牢な壁に遮られるのでWifiは必須です。
一度、Wifiが切れてしまって、いろいろ仕事にも支障があるのであわてて家主に電話したら、知らないうちに復活していて冷や汗ものでした。
スマートフォンでいろいろ便利ですが、いつも充電具合と電話具合とにらめっこで、それはそれで結構な負担。
そればかりに頼ると電車も乗れなかったり、飛行機も乗れなくなる可能性もあるので結局は紙に印刷してでもっているわけです。
果たして便利なのかどうか、真のところはわかりません。万事うまくいっているときはとても便利、です。
さて、堅牢な建物のパラッツォですが、なにせ静か。
ときどき上階の人と入り口でばったり会って挨拶していると同じ建物に人がいるなと思うけれど、ほとんど気配がなく、明け方に窓から聞こえるカモメの鳴き声と夜間の清掃車の地響きと、地上階の店舗の音くらいが時々聞こえてくるくらいで、快適といえば快適、一方で世界から取り残されたような気分になる不思議な感覚です。
構造は古代ローマの建物に支えられ、建物はさすがに古代の物ではないですが床はテラコッタのタイル、スタッコ壁に木の梁の見える室内はとても居心地のよいところでした。
朝はカンポ・ディ・フィオーリの野菜と果物、界隈には肉屋、魚屋、惣菜屋さんからなんでもそろいます。
すっかり根付いた大手スーパーマーケットの展開するミニスーパーも、個人経営のミニマートも多くあるので旧市街でも生活には全く困ることはなく、おすすめのエリアです。
なんといってもお気に入りのマリトッツォが食べられるRoscoliがある….!そして名物タラのフリットも…!





おすすめポイント
*トラム8番ですが、2022年12月時点で工事中でバスがN0.8で走っています。
トラムではViale Trastevere通りのセンターに停留所がありますがバスの場合は、通りの両サイドのそれぞれの歩道が他のバスの停留所と一緒にあります。