ローマのピラミッド、ピラミデの前に破風を頂いた駅があります。2024年に開業から100周年を迎えたオスティア-リド線のポルタ・サン・パウロ駅。ローマ側の終点駅です。この鉄道はローマの街とローマの海街オスティアを結ぶ鉄道です。今日ではMetromareメトロマーレという名称になっています。
オスティアの海やオスティアの遺跡、オスティア・アンティーカに行くことができます。
夏は込みすぎていますが、春のオスティアの海はとても印象に残っています。
この近くには、このポルタ・サン・パオロ駅とメトロB線のピラミデ駅、そしてトレニイタリアのオスティエンセ駅と3駅異なる駅名で寄り合っています。なんともやややこしいです。


1800年代終わりに鉄道の着想から世界大戦に突入し、開業までもいろいろな人手を経て、1924年にようやく開業しました。その後ももうひとつの世界大戦を経て、今度は運営が人手を渡り、今日ではラツィオ州の街を結ぶ青いバス、Cotralに落ち着いています。
あまり浸透しているようには感じないのですが、Metromare メトロマーレと呼ばれています。
写真は2009年当時のものなので、車輌の塗装もCotralになる前のもので、Freccia del Mareと呼ばれる時代のものです。
スペインのCAFのMA300系で、メトロA、B線の車輌でもおなじみです。Cotralになってからは全身ブルーに塗られています。
乗車券はATACの乗車券で乗車できます。終点から終点まで37分くらいの旅になります。
海側の終点はCristoforo Colomboクリストフォロ・コロンボ駅。ローマの交通渋滞のイメージがあるクリストフォロ・コロンボ通りの海側の端でもあります。


使用されていない番線はちょっとした鉄道公園になっています。
写真はプラットホームから見ることができる範囲です。POSTE、郵便と記された車輌や、荷捌きのためでしょうか、プラットホームにクレーンがあります。リベットがよい感じです。
ローマの街を走った鉄道車輌が展示されています。
この博物館の入り口は、駅正面をぐるりと回って、Via Bartolomeo Bossi バルトロメオ・ボッシ通りの入り口から入ります。
週の開館時間はかなり限られていて、月、水は午前中、金曜日は午後のみです。


鉄道公園
Parco Museo Ferroviario
Via Bartolomeo Bossi, 7, 00154 Roma
月・水 午前中/金 午後 オープン
