ローマには地下鉄、Metropolitana(メトロポリターナ)こと、メトロが2線走っています。
A線とB線です。
2011年には3本目のC線が一部開通予定です。
この地下工事にあたりごろごろと遺跡がでてきたので、この工事において発掘された博物館がいずれお目見えする予定。
テルミニ駅で交差してローマの街をアルファベットのXの字に走っています。
乗車券はバスやトラムと共通のATACの乗車券です。
75分以内の移動で1ユーロです。
メトロの場合はバスやトラムと違って片道の料金になりますので、メトロで途中下車したら、再度メトロに乗ることはできません。
バスやトラムへの乗り継ぎ、テルミに駅でのA線からB線への乗り換えは可能です。
メトロの地上の出入り口には「M」の看板が立っています。
駅によっては地下に入ってしまうと反対方面のプラットフォームと地下で行き来ができません。
改札を通る前に確認しましょう。 地上で、「M」の下に文字が書いてある場合は、その入口からは書いてある方面行きののプラットフォームしかありません。
この場合は direzione=方面 Anagnina駅 ですので、この駅からAnagnina方面にしか行きません。
この方面でない場合は、道路の反対側に渡って、違う方面の入口に入ってください。
特にdirezione=方面が書いていない場合は地下に降りてから乗る方向を確認すれば大丈夫です。
改札は入るときは乗車券を入れないと通ることができないようになっています。
入れた乗車券は通る前に抜いてから改札を通ります。
日本の感覚で通り過ぎてしまい、通り抜け防止用の扉の向こうに切符が。
そんなときは「すみません!切符とってください!」と後ろの方にお願いしてしまうこともしばしば。
下車の際は、ステンレスのバーを押しながらでるだけです。乗車券は不要です。
プラスチックのチップ入りの定期券を持っている人は、黄色い部分にある丸いところにかざすだけです。
イタリア式タッチ・アンド・ゴー。
ただしこれは書き換え式の定期券なので、長期滞在する人にしか関係ないかもしれません。
朝夕のラッシュはそれなりに混んでいます。
大きなスーツケースと一緒にラッシュアワーにメトロに乗る際は、
「Permesso!(ペルメッソ!」=「すみません!」
といいながら乗っていけば 混んでいるときはお互い様なので大丈夫です。
もちろん、大きな荷物がなくても、中に入っていきたいときは黙ってかき分けずにPermessoというとどいてくれます。
電車の乗り降りの声がけのマナーにおいては日本のマナーよりきちんとしていると思います。
また、A線のテルミニースパーニャ間、B線のテルミニーコロッセオ間は観光客も多いことからスリには注意が必要です。
腕に上着をかけてかばんのを隠すようにしたら、ちょっと注意してみて下さい。
街中の安全というのは日本においても100%大丈夫ということはないですが、限られた旅行中の時間の中で、警察に足を運んだり、いやな思いはしたくないものです。