チョチャーリアのおいしいもの
メトロの駅の地上にでると、何気なく立っているキオスク、
チョチャーリアの薪焼きパン、となっている。
ガラス越しに積まれた焦げ目のついたパンがおいしそう。
おいしい。
ここのキオスクの目当てはワインの風味がほんのりとする
チャンベッリーノ。ざらめの甘さとほのかなワインの香りが
ううむ、幸せ。
さらに。
日本の輸入食材やさんでも最近では普通に見かける、
カントゥッチのような姿をした柑橘系のビスケット。
どちらもざらざらした堅そうな見かけとは違って
ほろっとしていておいしい。
ノドがいたくなりそうなイタリアの甘いものとは違い
適度な甘さ。
さらに。
コッピエッタという豚ロースを手で引き裂いたポークジャーキー。
塩、こしょう、赤唐辛子そしてパプリカ。
うっすら光に透けて、ビールください、といいたい。
ちなみにチョチャーリアはローマの南東にある地方とされるが
明確な定義は無いらしい。
モラヴィアの同名の小説が原作となった、ネオレアリズモの映画「La Ciociara」で知られたところか。
ヴィットーリオ・デ・シーカ監督、ソフィア・ローレン主演の第二次大戦が時代背景の映画である。
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