ライバル視されるベルニーニとボッロミーニであるが、同じ通りの数ブロック離れた位置に楕円をお題にしたそれぞれの建築が建っている。立地の形状から両者とも楕円という要素でデザインしたのだが、
個人的にはボッロミーニに軍配をあげたい。
とはいえ「バロックの真珠」と知られるこのベルニーニのデザインの教会だが、教会に入ると、それ以前時代の教会にはもちえない不思議な感覚を味あわせてくれる。
同じ通りにあるボッロミーニの傑作、サン・カルロ・クワットロ・フォンターネ教会とあわせてみたい教会。
1658年から1670年の間にアシスタントによって完成したこの教会はイエズス会の教会として建てられた。
この教会の上部にはポーランドの聖人、Stanisklas Kostkaの部屋があり、見学することができる。(有料)
豪華な部屋と家具調度で、17世紀のイエズス会士の豊かな生活スタイルがうかがえる。
■ サンタンドレア・アル・クイリナーレ教会(イエズス会)
Sant'Andrea al Quirinale
Via del Quirinale, 29 Roma
Stanisklas Kostkaの部屋の見学は有料
メトロA線 Barberini(バルベリーニ駅) Repubblica(レプッブリカ)駅
大統領府の近く。
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